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知床岩尾別ユースホステル [地域]

このユースは、学生時代に一度だけ宿泊したところです。
知床半島の中ほどにあるのですが、偶然、このユースのミーティングで歌唱指導を受けた【岩尾別旅情】をYouTubeで見つけ懐かしくなって検索してみました。

https://www.youtube.com/watch?v=Ws5N_3stUMk

この歌、さとう宗幸の作詞、作曲となっていますが、この曲がリリースしたときあたりに私は岩尾別ユースに泊まり、この曲は過去のヘルパーが作って代々、歌い継がれているので憶えて帰るように言われて歌唱指導されました。
なので、???
さとう宗幸がここのヘルパーだった???

iwaobetu YH.png

ストリートビューを見てびっくり! 舗装されている!!
私が学生の時は、予約の電話を入れても繋がらず、ウトロからガッタガタ悪路を歩いて行ったのですが、同じようなものが多く夜は押し入れのなかに上下で4人が入るような超混雑でした。
もちろん、ネットも携帯もなし、ダイヤル式の電話しか連絡は出来なかったのですが、この道の先には【地の果てホテル】しかない、アイヌ語の【シリエトク=地の果て】そのものの宿です。
これは当時も同じ、金がない学生はホテルに泊まれる訳もなく、また、歩いて帰れとも言えず、受け入れていたようです。
その日は中秋の名月でYHの庭でトウモロコシ(トウキビ)を戴いたのを覚えています。

ネットの情報では、昨年、2020年に閉館していました。

https://ja.wikipedia.org/wiki/%E7%9F%A5%E5%BA%8A%E5%B2%A9%E5%B0%BE%E5%88%A5%E3%83%A6%E3%83%BC%E3%82%B9%E3%83%9B%E3%82%B9%E3%83%86%E3%83%AB

しかし、私が学生時代にはよく利用されていたYHも夜のミーティングや男女別部屋と制限が多く若者には敬遠されているとは聞いていたので、よく、今まで続いていたのもです。

私が学生の時代にも、すでに現在の【とほ】グループの先駆けが出来ていたので、それから50年間も続いていたとはビックリ。
【とほ】とは【あしたの城】を始めとしたユースのヘルパー経験者や海外旅行で現在のゲストハウスに泊まって者たちが始めたと聞いていました。

当時の日本のユースホステルのような先生のようなペアレンツが開催する厳格な?夜のミーティングはなく、緩い話し合い、情報交換の場があり、酒も飲めるといった違いだったと思います。
確かに、それまでのユースの夜のミーティングは全員集合形式で地元の歴史が語られ、歌唱、全体ゲームとかなり???なものでした。

でも、当時の北海道のユースはそれでも本州のそれに比べるとおおらかで、ニッカウヰスキーの本社工場のある余市のYHではジュースといってウイスキーの水割りが回ってきたし、ロシアが実効支配している国後島の南端近くにある尾岱沼YHでは、この宿の息子であり、親は漁師をしている人が、当時、漁獲量が減ったのは日本の漁師が底引き網で海底を荒らし、根こそぎ漁ったのが原因で、獲れなくなった魚やカニを求めてロシア(当時は、ソ連)の漁業規制区域を越えて操業し、発砲されたり拿捕されたりするのは仕方がないとも夜のミーティングで言っていました。

当時は、納沙布岬近くのドライブインでイクラ丼を食べたときに、終戦後、国後から命を懸けて船で逃げてきたというお母さんが、今でも銃撃の音が聞こえるよ、と言っていました。
望郷の丘みたいな返還のためのものがありましたが、このように何気に入ってくる情報のほうが心の奥に刺さり、今でも国後にソ連軍が侵攻し、命からがら夜、船に乗った話で胸が詰まったのを思い出します。

季節外れの、一人の旅は良いものです。
函館(松前)から夜間急行に乗って、札幌の息子の孫に会いに行く呉服屋のおばさんにもらった朝方のヤクルトや、分校の小学校の先生からハマナスの赤い実が食べられることを教わったり、列車の時間待ちで釧網線の川湯温泉駅で電送され印刷された本州の新聞より白い良い紙?の新聞を隅から隅まで見ていたり、同じ旅ではなく、違った形でいい旅したいな。


追記:
あれ? HP生きてるし、予約フォーム 生きてるな?
http://www.shiretoko-guide.com/stay/index.html

http://www.formzu.net/fgen.ex?ID=P38122787

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