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音が倍? [クルマ]

昔のオートバイクラブの副会長のオヤジギャグが
「音が倍だから、オートバイっていうんだ。」
これを聞くと仲間から
「また、ジジイがなんか言ってるから、無視しろ!」
でした。

でも、この副会長には私は一目置いていました。
ある時、私がヤマハのFJ1100というバイクを中古で購入して、低速での取り回しがちょっとおかしいと言うと、「ちょっと貸してみろ!」といってほんの少し乗っただけで
「これはステアリング・ヘッドの締め過ぎだ。帰ったら少し緩めてみな!」
でしたが、私が購入したお店は元の職場の同僚の行きつけで店長がカワサキレーシングのメカニックだったというので整備は信頼して購入していました。
なので、このバイクの前後16インチの極太タイヤが標準仕様だったのでそれの癖?と思ったのですが、副会長の言うようにヘッドを緩めると
ピンポ〜ン!!
まったく極低速でのハンドルの切れ込みはなくなりました。

L_fj1100_1984.jpg

ちなみのこのFJ1100ヨーロッパでの高速移動用に作られただけあって、5速に入れてしまえば強大なトルクで40km/hから200km/hオーバーまでギアチェンジ不要で、高速道路では風はまったく感じない風防で・・・
まったくつまらなかった。
東名高速でパトカーを追い越して捕まったから、言うのではないのですが
ちなみにパトカーは定期便トラックの前にいて見えなかったんですよね。
昔の基準から言えば極太のタイヤは寝かさないと回らない。
昔のオートバイのタイヤは細かったから浅いバンク角で軽々コーナリングしていたので、違和感いっぱいでした。

副会長の話題に戻すと、身長が150cmと小柄だったのですが、クラッチミート時にトルクアクションで右にグラリと傾くBMWやモトグッチを自転車よろしくケンケン乗りで跨ってしまうというバランスの持ち主。
ただし、信号待ちでは多くの場合、ガードレールに足を置いていましたが。

欠点は、鉄工所を経営していたので、いつも鉄が叩かれている現場にいるので、とにかく声が大きい。
花見になるとこれもいつもの一言で
「この鉄板は朝まで俺らが踏んづけてたんだけど、取っ手を溶接して持ってきた。」
というものと
忘年会には
「手形が心配で、来る途中、枝ぶりの良い木がねえか、探しながら来ちゃったよ。」
すると、いつもの声で
「丈夫なロープ持ってていって、足 引っ張ってやるよ!」
これも毎年の掛け合いで、このやり取りを合図に宴会がスタートするのでした。
ツーリング中も誰かが喧嘩しているかと思い、後ろを振り向くと副会長が普通に会話しているだけ、ということが何回もありました。

また、いつもの昔話でした。


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