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50年前の記憶 [バイク]

今回、新しく購入したTriumph Streat Twinが我が家に来たことで、思い出したのが、50年前に購入したTriumph Bonneville T120です。

写真は、当時、使っていたマミヤフレックスという二眼レフで撮影したもの。そのネガは自分で現像したのですが、そのネガがあったので家庭用マルチプリンターでスキャンし、ネガポジ反転しました。

triumph_03.jpg

triumph_01.jpg

これを見ていて思い出したのは、朝霧高原でスピード違反で捕まったこと。
このときは、クラブのツーリングで朝霧高原の料金所を出てすぐのところでした。
私は当時のクラブの会長が乗るDUCATI 750GTの後を全開で追いかけているところでした。
後から来た仲間が、「後ろを見てれば分かるだろ。」って言ってたけど、こののトラは振動が激しくてバックミラーはブレてほとんど見えず、単なる
車検対応部品としての意味しかなしていませんでした。
白バイは丁度、アンチャンを捕まえていて料金所の建物の陰にいたようです、そこに我々が料金所にやってきて、「お前らもあんないいバイクに乗りたいだろ!」と説教していたら、我々が全開で料金所からダッシュしたので捕まえたとのこと。
「本当は先頭を捕まえたかったんだけど追いつかないのでその後ろの私を捕まえた。」とのこと。

とにかく、このトライアンフでは集中して乗ることを覚えました。
なにしろ、ブレーキは板を踏んでいるようで、全く効かず感触もない。
そうなると頼るのはエンブレ。
でも、当時のトライアンフのギア抜けは有名。
ギアは4速なので、当然、普通のコーナーは1速落とせばOK。
それなのにコーナーの入り口に1速落としてクラッチをつないだ瞬間、ギアが抜ける。
この恐怖!!
それも、トラに乗ってすぐのときは通常左足のギアチェンジが右。
頭がパニクっているのに、更にギアが左右、逆、一層パニックになり、後はカラダが硬直したままコーナーを無事通過することだけひらすら祈るだけ。

で、コーナリング自体はというと、軽量ボディと少ない馬力だが低速トルクはあるので、しなるフレームでフレームの捻れ具合はアクセルの開度でコントロールすると、箱根のほとんどのコーナーは楽に曲がることが出来た。
Z2などの四気筒バイクではステップやスタンドをするような小さなコーナーでも余裕でこなし、四気筒は低速トルクがないので1速あるは、半クラで回転をあげなければならないところも、2速でマルチエンジンより速いダッシュが可能だった。
しかし、椿ラインの大観山の駐車場が近くなるにつれ、直進区間が長くコーナーが大きくなるとウオンブリングが収まらなくなる。
トラ気違いの会長いわく、抑えすぎるから暴れるんだ!タイミングを考えて押さえれば揺れは大きくならない!
でも、それをやるのは怖すぎる!!
タイミング間違えると逆効果に。

当時は四輪でも、イギリスのジャガーやイタリヤのアルファはボディが柔らかで捻れてコーナリングするタイプ、どちらも島国やアルプスの小さなコーナーで鍛えられたための特徴?
一方、アウトパーンをアクセル全開で飛ばすドイツ勢はボディを固めて、超高速運転に備えたということのよう。

だから、イギリス人はイタリア人は、お尻を降り出しコーナリングするオーバーステアを好み、ドイツ人は絶対にお尻が動かないアンダーステアが好きだとか、私には判りませんがのようなことを評論家の方はおっしゃってます。


でも、法定スピード程度の速度で小さいコーナーの連続する山道をプジョー508をスポーツモードで走らせるとそれはそれは楽し良い、やっぱりラテンの血かな?
そうそう、プジョーは中低速のコーナーを流して走るととても気持ちが良い。
それは407SWのときも、伊豆スカイラインや船原峠で感じていました。
BMW320dのときは同じ道でも全く感じなかったのに。
でも、ブレーキはダントツにBMW。
効き、フィーリングともに抜群でした。

新しいStreatTwinがどんな血を引いているのかが楽しみ。
初対面の4kmは従順で素直だけれど、1気筒450ccの爆発力を感じることが出来ました。
といっても速くはないんです、あくまでもビッグツインの感触が楽しめる。

と思っていたら、部品を取り付けているとき、何気にモードをみたら【RAIN】になってました。
そうだよな、雨が降りそうだから設定を変えていたんだ。
ということは、まだ、【ROAD】の感触を知らないってことだ。
なので、まっ、速くはないけど、トルクは感じるから良いか!って、納得したような、ちょっと残念なような気持ちになっていたんだけど。

なによりビックリなのは、パラレル・ツインなのに全く振動がない。
エンジンのパルス感のみ。
50年前のあの白バイが見えなかったミラーが嘘みたい。

ガッチガチに硬かったKYB製のサスやシートもソフトで大好物。
プジョーも今までは内製だったサスが、今回はフランス KYBの電子制御製
になっているので、イギリス人とフランス人もこの辺りの感性は同じ?


早く梅雨が明けないかな?!

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